時計の針が約束の時間をピッタリ指すと同時に
ドアをノックする音が聞こえる
コンコン
カーテンを閉じた室内は薄暗く、ひんやりとして
アルトサックスの音色が低く響き
吸いさしの煙草の煙が薄く細く立ち登っている
ちょうど一分待ってから俺は立ち上がりドアを開く
すると彼女は挑戦的な目でこちらを見つめながら
一歩踏み出すと後ろ手でドアを閉めた
すかさず俺は彼女が左手に抱えたバッグを奪い取り
そっと床に落として
頬の感触を味わうようにゆっくりと両掌で包み込み
軽く突き出された紅い唇を啄む
「はぁ・・・」
吐息をつくと
彼女は何も言わずに俺をいきなり突き放し
その場に跪いて熱くなったモノを取り出して口に含む
最初はゆっくりと先端にマトワリつくように
そして徐々に激しく強く喉の奥に根元まで咥えこむ
ジュボ、、、ジュル、、、ジュボ、、、、
白く泡立つ唾液が口許から溢れ顎先から滴る
彼女の髪の毛を撫でながら
大きく膨らんだ乳首を指で交互に苛むとその白い背中が何度も波打つ
やがて互いに一枚づつ服を剥ぎ取り
そこらへ放り投げすべてが無くなる頃に
やっとソファへとたどり着く
彼女は再び跪くと、舌舐めずりするようにして逸物を頬張る
「うぅっ、」
俺はその執拗な愛撫にさすがに反応してしまう
思わず何度も腰が跳ね上がり、小さく呻き声を漏らし始める
すると、彼女はニヤリと笑みを浮かべ
益々、その舌先で核心を衝くように挑みかかる
「やはりね、楽しい♪」
「おいおい、今日初めての会話がそれかい?」
「ええ(笑)貴男がこうして乱れるのが楽しいの。」
「そう?そろそろ攻守交代の時間だよ。」
「え?ダメよ、、、もっと乱したいんだから、ダメ、、ダメ、、、」
勿論、彼女のその言葉は途中でかき消される
彼女自身の嬌声によって。