それは、、、決して激しくはない。
浅く、深くゆっくりとした呼吸によって上下する乳房の動きと
微かな縄の軋み
じっと見つめていなければ、
彼女はまるで微睡んでいるかのような錯覚を俺に与える
「ふぅぅぅ、、、ねぇ。」
「あぁ、そろそろかい?」
「うん。」
ほんの少しの馴れも弛みも彼女は容赦しない
きっちりと留められた圧力のうえに
さらに縄を足して
俺は着実に一本づつ緊張を足して加えていく
「ふぅぅぅ。」
彼女の欲求は留まるところをまったく知らない。
「じゃあ、今日はココまで。」
「はい。」
俺の断固たる宣言に
四肢を幾重にも絞めつけられた彼女は
黙したまま、小さく頷き
切なげな視線を返す
「ありがとうございました。」
しかし、その言葉とは裏腹に
彼女の右頬には光るものが一筋流れていた