「ねぇ・・・暗くして」
シャワーを浴びる直前、彼女は小さな声で
俺に囁く
「あぁ、もちろんだよ」
慌ててベッドに歩みより照明を落とすと
背後で彼女がバスルームのドアを閉じる音が聞こえた
俺は独り、落ち着き無く何度も煙草を吸う
カチャ・・・
「待たしてごめんね、シャワー使って」
素晴らしいラインを描く真っ黒なシルエットが
俺に話しかける
「あっ、うん」
彼女と入れ違いで熱いシャワーを一気に浴びると
素早くベッドへと戻る・・・
そこには一糸纏わぬ、彼女の姿。
「あまり見ないで、恥ずかしい」
「凄くきれいだよ」
すかさず、顔をそむける彼女の唇を奪う
ゆっくりと肌の感触を味わうように掌を這わせ
甘い香りを胸いっぱいに吸い込む
「あぁ、、、気持ちいい。」
そんな喘ぎ声を耳にすると
俺は彼女の豊満な乳房にゆっくりと舌を近づける
ジャリ、、、
「?」
違和感のある口中の感触になんだろうと思ったが
甘美な雰囲気が躊躇を許さない
乳首に吸い付くとゆっくりと舐めまわす
ジャリジャリ、、、
俺は歯の間に、一本の長い毛が挟まっていることに気が付いた
そこで、こっそり薄闇の中、その根元を辿っていくと
なんと彼女の右の乳首の脇から一本の毛が長々と生えているではないか。
こんな時、みなさんならどうします?
もちろん、俺は多数意見に従い、、、
瞬間的に『見て見ぬふり』に徹することにしたのだが・・・
どうしても気になる。
なんとしても抜きたくなる。
もう、引っ張りたい。
それ以降は、その誘惑と戦いながらのセックスとなり
まったくと言っていいほどに興奮できず
ずっと毛を抜きたいもどかしさが俺の本来の快感を妨げるのでした
それからって?
当然ですが、綺麗なピンク色の可愛い乳首の状況について
詳細を彼女に話すことはできませんでしたし
彼女との関係が自然消滅したことの原因は、死ぬまで秘密にしておくつもりです。