重なり合った両腕にしっかりと縄をまわす
そして二の腕から胸元へ・・・
キリキリと力を加えていくと彼女の背中が微かに震えた
ふぅーーん。
俺はその瞬間、密かに思わずニヤリとした
「ずいぶんとしっかり締まるんですね。」
彼女は俺に顔を向けるとそう言いながら苦しそうに息を吐いた
「ええ、そうなんです」
「そこに一切、躊躇があってはならないんですよ」
そのまま俺は縄を彼女の肌に深く喰い込ませる作業を淡々と続ける
「そうなんですか・・・」
やがて幾重もの縄の圧力が
その上半身に均等に加わり始めると
ますます動揺に襲われるのか、それを秘そうとして彼女は次第に饒舌になった
もちろんそうした葛藤は俺には丸見え(笑)
「どこか痛くはないですか?」
「ええ、大丈夫です」
俺は冷静に自らの縄目を追いながら
その反応を逆にカキタテル為に
素知らぬ顔でわざと指先を触れて過敏な肌に悪戯をする
「力を抜いていいんですよ。」
「はい、、、」
思わず俺が揶揄すると
縛められ汗ばんだ彼女の両拳が強く握り締められた
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