「あぁ・・・いい。」
「はぁぁ・・・キモチイイ」
「スゴイ。」
彼女は俺の上に覆い被さると同じ言葉を
ずっと何度も繰り返す
それはまるで自分に言い聞かせているように。
そこで俺は意地悪な言葉を彼女に向かって投げかけてみる
「どこが?」
「まだ、始まったばかりじゃないかい?」
「何がスゴイのかい?」
彼女は困った顔をしながら
下半身を強く押し付けると腰を一層激しく振りまわす
「う・・・ん、いいの。」
「いいのかい?」
「これは登りつめる呪文なの」
「そう?」
一瞬、彼女は揺蕩う視線を俺に向け
その問いかけに応じると
まるで譫言のように、再び意味の無い言葉を吐き続ける
「あぁぁ、突きささる。」
「アタル、アタル、」
「イイ、イイ、イイイイ」
やがて、、、
俺に腰を掴まれ身動きができないままに
下から何度も強く突き上げられ
登りつめた彼女の口は堅く閉じられ言葉を発することをやめる
そう、、、
どうやら繰り言は彼女の前戯。
その口を閉ざさせるに言葉は要らないようである