彼女は恥ずかしいことが苦手だ。
艶事において何をおいても恥ずかしさが邪魔をするらしい
「私、、、恥ずかしいと感じたら気持ちが揺らいで感じなくなるんです」
「そうかい?」
「ええ、だから羞恥心がすごく強いと思うんです」
「なるほど、まったく刺激にはならないんだね?」
「はい、その通りで逆効果です」
「それは、人目が気になるから?」
「うーん、二人だけの時でも羞恥を感じることはあります」
「たとえば、手をつなぐとかでも?」
「ええ、それは凄く恥ずかしいです」
俺はゆっくりとグラスを傾け
テーブルの向こうに佇む彼女をじっと見つめた
≫続きを読む