先ほどまでの狂乱に疲れたのか
それとも、ついつい過ごした酒のせいなのか
彼女はベッドの上で俯せになり
すうすうと軽く寝息をたてている・・・
俺はその無防備な姿態を
少し離れて眺めながら独り静かに再びグラスを傾け始めた
うねるように流れる長い黒髪
軽く開かれ湿りを帯びた深紅の唇
汗ばんで透き通るように光る白い背中
大きく滑らかな曲線を描き漆黒の陰翳を刻む臀部
肉付きの良い大腿から
すらりと伸びた細くて長いふくらはぎ。
徐に・・・
もう3杯目になるグラスの酒を舌先へ十分に浸みこませ
俺はその柔肌をじっくりと堪能することにした
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