先ほどまでの狂乱に疲れたのか
それとも、ついつい過ごした酒のせいなのか
彼女はベッドの上で俯せになり
すうすうと軽く寝息をたてている・・・
俺はその無防備な姿態を
少し離れて眺めながら独り静かに再びグラスを傾け始めた
うねるように流れる長い黒髪
軽く開かれ湿りを帯びた深紅の唇
汗ばんで透き通るように光る白い背中
大きく滑らかな曲線を描き漆黒の陰翳を刻む臀部
肉付きの良い大腿から
すらりと伸びた細くて長いふくらはぎ。
徐に・・・
もう3杯目になるグラスの酒を舌先へ十分に浸みこませ
俺はその柔肌をじっくりと堪能することにした
彼女の小さな耳朶の形に合わせ舌を這わせ、軽く啄む
そして、そこから背筋に沿って
慎重にゆっくりと時間をかけて
うなじ、、、背中、、、尾骨まで舌先で微かに触れて下がり
脇腹を優しくそっとつつく
続いてなだらかに盛り上がる双丘の周囲を弧を描くように進み
背後から内腿へと侵入する
するとどうやら
漆黒の繁みに妖しい光が満ち始めているようなのだが
その部分はさっさと通り過ぎる(笑)
柔らかい膝裏へ丹念に口づけをすると
ふくらはぎに到達した舌先を強く押し当て何度も上下に往復する
二巡目。
今度は先ほどとは逆の順路で味わうことにする。
ところが
尾骨に舌先が触れた瞬間
「うーーん」
いきなり伸ばされてきた二本の白い腕に俺の頭は絡め取られた
「ダメ・・・すごく汗かいているんだから・・・」
そして、、、
二巡目が二回目へと変更となった。