「お久しぶり~!」
「こちらはボチボチ・・・のはずが何かとバタバタしておりますよ。」
しばらく連絡のなかった彼女からのメールに
俺はやや少し違和感を覚えた
「そういえば、以前に約束していたことはどうする?」
「うーん、今は忙しいし・・・」
「はい、では来週は?」
「あぁ・・・その日は無理だと思いますぅ。」
「わかったよ(笑)。じゃあ、また落ち着いたら」
「は~~い」
俺はそこで彼女のお得意なパターンなのか?
とも一瞬思ったが
時間を置いて、しばらく様子を見ることにした
「あら、お久しぶり!」
「今、メールに気が付きましたよ。相変わらずバタバタしてますよぉ」
どうやら・・・やはり想像は当たっているようだと
俺はその返信メールの内容から強く感じた
巷間、真偽のほどは別にして
「忙しい」は相手に対する忌避の言葉として一番よく使われているし
俺はその辺りの機微を十分に理解しているつもりでもある(笑)
「そうですか?忙しいのかな?」
「うーん、バタバタでとにかく余裕がないだけなのですが・・・」
しかしもうこれ以上
彼女に忙しいと引っ張らせるのも気の毒と思い
俺は醒めた気分で彼女お得意の自然消滅ではなく
サッサとこちらから始末をつけることにした
「わかりました。ではもうこれで始末つけておきますね」
一行の短いメールを送り終えると
俺はある意味、解放されたようなホッとした気分となった
ところが・・・
「始末??お互いのペースがありますからね。」
「今は仕事中心でてんやわんやで動いていますのよん」
うーん、もうわかったから・・・(汗)
もちろん・・・
その後一か月もしないうちに
彼女のてんやわんやはすっかりと納まったようで
早速、次が始まっているらしいのはご愛嬌である
「忙しい」
その使い方が要注意なのである
さぁ、、、もう師走です。
あぁ~~もうホントに忙しい!忙しい!!(爆)