妖しい世界では人間の欲望と言う
自己本位のモノが如実に目の前に剥き出しにされる。
それは絶えず
極めて内に秘めて隠されているもの?
または、自ら創りあげた一種の虚構??
否・・・
それはその人間の
人格ソノモノの重要な切片のひとつなのです
もちろん俺も含めて。(笑)
「うーん、これどうする?」
俺はベッドでゆっくりと寛いでいるパートナーに
悩みながら問いかけた
「今から?でもずいぶん夜も遅いわよね。」
時計を見ると丁度0時を回った頃
俺の携帯に、とあるカップルからお誘いのメールがやってきたのだった
「でも、向こうがどうしても!って言うのなら構わないわよ」
「そうか、、、ではとにかく返事だけしておくよ」
>どうも、お誘いありがとうございます、こちらは構いませんが
今夜はもう遅いので明日でもよろしいですよ。
>いえ、是非、今夜でお願いします
>そうですか?こんなお時間に大丈夫ですか?
>今から家を出ます。一時間ほどで到着しますね
>わかりました。ではお待ちしています
俺はずいぶんとセッカチなカップルだとは思ったが
彼らはどうしても今にこだわっているようだ
つづく