「どうですか?凄くいやらしいでしょ??」
彼らは舌先を絡めあい二人で口づけを交わす・・・
「ええ、そうですね。」
仕方なく・・・相槌を打つ俺たちを見て安心するのか
彼は何度も言葉を投げかけてくる
「あぁ、、、すっごくクサイ。このニオイがたまらないのよぉ」
いきなり女性が彼の陰茎を掴み鼻を押し付けて
激しく扱きながら叫ぶ
「あぁ、そうかそうか!これがいいんだな?」
「ええ、そうよ、これでないとダメなのぉ~」
「そうか!このすけべなメスめ!!」
「貴男がそうさせたのよぉ!」
そんな安物のポルノ映画のようなセリフの応酬に
完全に白けた俺は
もう、、、いつ席を立とうかと考え始めていた
「あぁぁ、もう早く貴男の大きくて太いのを入れて!!」
「よしよし!!ほうら、くれてやる」
「あぁぁぁぁぁぁぁ!すっごい大きくて堅い!!」
やがて、、、おっぱじめ始めた彼らが
互いに夢中になるのを見計らい、そそくさと俺たちは部屋から退散した
「ふぅぅ・・・まったく。」
「そうね、まったくだわ」
俺たちはカウンターに辿りつくと
溜息交じりでビールで喉を潤しやっと一息をつくことができた
「あっもしかして、あの奥の部屋に行ったんです?」
すると俺たちの溜息が聞こえていたのか
隣に座っていたカップルの男性が話しかけてきた
「ええ、そうなんです」
「それは・・・大変だったでしょう?」
「はい、、、(汗)」
「あの人たちはここでは有名で、、、」
「あははは、そうなんですか?」
「はい、一度見たカップルは二度と行かないんですけどね(笑)」
「やはり・・・ですか??」
「そりゃ、そうでしょう?あれではね・・・」
すかさず俺は大きく頷いた
「すっごくわかります(笑)」
「ところで、私達とあっちの部屋に行きませんか?」
「え??」
すかさず俺とパートナーは互いに顔を見合わせた
「どうです?」
「わかりました。」
人間とは決して
懲りないものなのでしょうかねぇ。。。。
了