「うちのは・・・まだ経験が少なく他人との絡みは嫌がるんですよ。」
「なるほど、、、」
「ええ、まだまだ恥ずかしいようでして。」
「はい(笑)」
俺はカップルルームの薄暗い一室で
隣席に座った男性と語り合っていた
「な?そうだろ??」
彼は傍らに座る彼女へニヤニヤしながら同意を求め
小さく頷くのを見て再び俺へと視線を戻す
もちろん、その先には俺のパートナーが居る
チラチラと彼が視線を逸らすのを感じ
俄然、俺の中の悪戯心がムクムクと大きくモタゲてきた
「こういう世界を覗くことに関しては彼氏さんの希望ですか?」
「ええ、僕は多少経験があるので。」
「すると、これから彼女さんを教え込んでいくつもりですね?」
「もちろんです。でもまだまだなので、、、せいぜい鑑賞止まりです」
「はい、(笑)今までに試したことは?」
「あります、でもキスはもちろん、他人のモノを触ることもできないですね」
「ふむふむ、愛撫されるのは良いのですか?」
「それについては、以前に強引に指でされて怖がってしまいます」
「よく聞くタチの悪いケースですね・・・」
「そうなんです、だから難しくて。」
「彼女さんの嫉妬心が強いのも影響がある?」
「そうですね、僕はそれでも楽しめるんですけど」
「では、せっかくだし、私の彼女と3人で絡みませんか?」
「え?いいんですか??」
「私は眺めながらちょっかい出すくらいの範囲で良いですから。」
俺はパートナーに目で合図を送ると
嬉々とした態度を露わにする彼から少し距離を置いて
3人を眺められる位置に陣取った
続く