「わたしって、、、どうしてこう同じことの繰り返しなんだろ?」
「そりゃ、君自身がそうしたくて、そうしているだけさ。」
久しぶりに逢った彼女は
相変わらずの口調で俺にいつもと同じ疑問を投げかける
俺は手に持った盃を躊躇いもなく一気に口許へ運び
不満顔な彼女の意も気にせず芳醇な酒を飲み干した
「そりゃ、貴方はいつも美味しい目をしてるものね・・・」
「そう、見える?」
「ええ、そう見えるし、実際そうでしょ?」
「あぁ、そう見えるようにもしているし、実際もそう(笑)」
「ふん、つまんない」
「俺はいつでも楽しいぞ。」
「ほんと、、、小憎らしい。」
彼女は俺の盃に酒をなみなみと注ぎながら頬杖をつき
俺を睨みつけた
「ったく・・・世話のやける奴だなぁ。」
「えへ。。。」
「で、どうしたい?」
「うん、かまってくれる??」
「そりゃ、、、無理!」
「え~~~!?」
「君のような重たい女はメンドクサイ!!(笑)」
「ひっどーーい。」
「まぁ、その代わりにいつも君がするのと違うことさせてみる。」
「え?どういうの??」
早速、その言葉に反応した彼女は
眼をキラキラさせて俺を見つめると身を乗り出した
「今から、妖しい場所に連れていくのさ。」
「え??」
「さぁ、どうする?やはり、いつものじゃないから止める?」
しかし、彼女は一呼吸も置かず即座に返答した
「ううん、、、行く。」
薄闇の室内では
まだ、その夜の宴が始まったばかりだった
俺は幾人もの男女が絡み合う部屋のど真ん中へ
半裸の彼女を座らせた
「ほら、、、好きなようにしたらいい。」
「え?どうすれば?」
彼女は周囲の状況にドギマギしながら
俺の手を握りしめる
「なんとでも(笑)」
「・・・・」
「自分じゃ、どうすればわかんない。」
「したいように、されたいようにすればいい」
その会話が聞こえていたのか
隣で絡み合っていた男女が俺に声をかけてきた
「あの、、、良かったら触れてもいいですか?」
「ええ、もちろんです。ドンドン触ってやってください」
遠慮がちな手が数本、彼女の裸体を不器用にまさぐる
「あぁぁ、、、うぅんん」
当初は身構えていたにも関わらず
的確なツボをいくつもの手指に徐々に捉えられると
思わず、彼女身悶えして大きな声で喘ぎはじめた
そして、その様子を見て
マスマス数多くの手や指や舌が彼女を襲う
「あぁ、もっと強くても大丈夫です・・・」
「すごくキツクしてやってください」
俺はすぐ傍らでニヤニヤして彼女を眺めながら
周囲に煽り立てるように囁く
すると俺と同じようにその様子を眺めていた
クラブママ風の女性が俺に声をかけてきた
「ねぇ、この若い男の子にさせてもいい?」
「ええ、是非。」
ママ風の女性は柳眉をあげて男性に目配せをすると
俺にそっと耳打ちをする
「彼女さん、なかなかいやらしいわね。」
「ええ、でもいつもはまったく表に出せないみたいです」
「うんうん、そういうものよね。」
「だから、今夜はそれを吐き出させに来たんですよ(笑)」
「それは愉しみだわ」
俺が彼女の傍を離れて
ひそひそと声を潜めてママと話していると
いきなり絶叫が・・・
「あぁぁああ!もっとください!!たくさんたくさん。」
声のした方へ俺が目をやると
そこには、、、
四つ這いになって
背後から若い男性の反り返った逸物に激しく貫かれ
口を他の男性に塞がれては犯され
両の乳房を女性の舌先に愛撫されている彼女がいた。
「今夜はありがとう。もう身体がガタガタよ。」
「あぁ、そりゃそうだろうね(笑)」
「えへ。。。」
「これでしばらくは大丈夫だろうな?」
「わかんない。」
そのまま、彼女はさっきまでの痴態を一切忘れたように
颯爽と改札口へと歩き去っていった。