「おはようございます♪」
「どうも、、、昨夜はあれから眠れましたか?」
「うーん、彼がなかなか寝かせてくれなくて・・・」
「あはは、そのようでしたね。」
「午前中、少し休まれてはいかがです?」
「何だか私まで彼の気分が伝染して昂ぶってしまっています」
少し両目を赤く腫らしている彼女は物憂げな視線をこちらに向ける
「昼には地元のカップルさんが来られますが、どうします?」
「もちろん、私も一緒に楽しみたいです(笑)」
「ええ、わかりました。」
「彼からもずっと貪欲にしていろ!って言われてるんです」
「はい、なるほど」
「おかげで昨夜からずっと身体が凄く敏感なままです」
「今も?」
「ええ、、、とっても恥ずかしいくらいに。」
「じゃあ、、、まずは・・・」
「まずは・・・?」
「携帯をたっぷりと充電しましょう。(笑)」
彼女は俺の言葉にすかさず頷いてクスッと微笑んだ
「はじめまして。どうも宜しくお願いします」
やがて昼には、ドアを開けて地元参加のカップルがやってきた
事前に俺は3人で居る事情を説明はしていたが
改めて電話について彼らに伝えておく。
「申し訳ありません、途中に電話がありますが・・・」
「ええ。」
「気にしないでくださいね」
「はい、わかりました。」
そういうと彼らは訝しげに
何度も独りで部屋の片隅へ向かい携帯を抱えて
ヒソヒソと話している奥様を見て合点がいったようだった。
「では、あちらへ、、、」
会話も弾み和んだ頃
俺はタイミングを見て地元カップルをベッドルームへと誘った
そして、淫らに絡み合う2組の男女の様子を
紅潮した表情で電話の向こうへと伝えていた奥様を手招きする
それを見た彼女は小さく頷くと携帯をテーブルに放置し
もどかしげにこちらへイソイソと近寄ってきた・・・
その後、奥様は夕刻まで
ほとんど一睡もできず俺たちと帰路についた。
家に帰ると、眼を真っ赤に腫らしたご主人が
玄関口で待ち受けており
そのまま即座に彼女はベッドルームへ拉致られ
彼らは何日もの間ずっと狂ったらしい。
さて・・・
一体誰が一番オイシカッタでしょう?(笑)
了