「素敵ですね。」
カメラを構えた俺の呟きに彼女は頬を赤らめる
「ええ、そのまま・・・少し顎を突き上げて。」
すると挑発するような視線を彼女はこちらへと向ける
「そう、、、良いですよ」
俺がなだらかなカーブを描く両肩から
そっと静かにキャミソールの肩紐を落とすと
恥ずかしいのか彼女はその目を彼方へと逸らす
「両腕を後ろへ回してもらえますか?」
「はい・・・」
「では、縄をかけます。」
剥き出され露わにされたままの豊かな乳房を覆い隠す事もできず
彼女はその腕に縄をかけられる
キシッキシッ、キシッッ
静かな室内に縄を留めて締め上げる度に軋む音が響く
「痛くはない?」
「はい、大丈夫です」
しかしその柔らかい肌に触れた縄がキツク喰いこむ瞬間
彼女が自らの掌を強く握りしめている事を
俺は見逃してはいなかった。
彼女の全身に這う
幾重にも複雑な影を創りだす縄に
ほんの些細な瑕疵も残さぬよう一本づつ確かめるように
俺は指で肌を優しく丹念になぞるように辿り
敏感な部分をわざと逸らすようにして
煽り立てては焦らす
そして離れて彼女にレンズを向けることを何度も繰り返す
「はい、ご苦労様。」
一気に全身の縛めを解くと彼女は弛緩したのか
しな垂れかかるのを俺はそのまま抱き上げてベッドにそっと横たえる
「あの、またキツクしてください」
「今、とてもすごく切ない表情をしているよ」
カシャッ
素早くカメラで俺は彼女の表情を捉えた
「これは彼氏へ良いプレゼントになるね(笑)」
「もぅ、、、Rさんって意地悪ですね。」
「ええ、ではこれからもっとキツクしましょうか?」
「ええ・・・」
そしてそのあと
とっても「キツク、強く、激しく」を
何度も何度も繰り返し
俺がされてしまったのです(汗)
了