「さぁ、この店にしようか?」
「ええ・・・」
彼女はコートを脱ぐと
ブラウスの胸元をそっとかき合せ腰を下ろした
「それじゃ、まずはビールで良いよね?」
「はい ・・・」
「何か他には?」
「あとはお任せします」
俺は店員に向かって注文をしながら
快活な声で同意を求めたが
彼女は俯いてカウンターの上をじっと眺めたまま。
その様はまったく心ここにあらず(笑)
何せ彼女の衣服の下には
そこら中に縄が這わされていたのです・・・
「どうした?キツイのかい?」
俺がニヤニヤして悪戯っぽく問いかけると
彼女は真っ赤な顔をして
小さく首を振り囁くように応える
「いいえ、でもすごく視線を感じるんです」
「あはは、それは気のせいだよ」
「ええ、きっとそうかもしれません」
「でも・・・」
「でも??」
突然そこで背後から威勢の良い声がかけられる
「お待たせしました~~!」
その途端に彼女は全身をビクンと震わせた
「これじゃ、落ち着いて飲んでられないかな?」
「はい、今はお酒にはきっと酔えないと思います」
「そうだね(笑) でもそのうちに慣れてくるよ」
「・・・・・」
「どうかしたのかい?」
「何だかそれも切なくて・・・」
「まったく欲張り(笑)」
「それに、お店を出て縄を解かれる事を思うと・・・」
「またまた切なくなる?」
「うん。」
「まったく始末に終えない(爆)」
「ごめんなさい」
そこで俺は傍らに座る彼女の肩に手をやり
縄目に沿って滑らかに指を辿らせると
人目も気にせずにいきなり強く締め上げた
「あっっ」
周囲の喧騒が一瞬静まり
耳元まで真っ赤にした彼女が俺を恨めしそうに睨む
「今のは追加注文の分だよ(笑)」
「ありがとうございます。」
彼女はクスッと笑うと
すぐさま俺が与えた追加の感覚をも吸収してしまう
「あの・・・」
「なんだい?」
「お代わりをもっと注文しても良いでしょうか?」
妖しい光を満面に湛えた瞳で彼女はじっと俺を見つめた
「アハハ、こりゃ勘定が随分と高くなりそうだ(汗)」
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