「何か用意しておくものはありますか?」
彼女の声はとても心地よく俺の耳に響いた
「そうですね・・・」
今回、用意したマスクの色彩を思い浮かべながら
俺はそれに応える
「真っ赤なルージュを。」
「なるべく、それもはっきりした赤いものが良いです。マスクのインパクトがありますので。」
俺の頭の中で、彼女の白い肌にマスクの強いインパクトが加わえられ
ドギツイばかりの淫らな赤が添えられる・・・
「わかりました。ではそれまでに用意しておきますね」
薄暗い部屋の中に置かれたマスク
それを見た彼女はテンションを上げる・・・
「とても素敵なマスクですね?」
「はい、なかなか良いでしょ(笑)」
「ええ、とても。」
俺は背後にまわると黒髪をかきあげマスクを彼女に纏わせる
「なんだか別人みたい。。。」
彼女は鏡を覗きこみながら静かに呟く
「ええ、きっとファインダーの中ではもっとそう感じますよ(笑)」
真っ赤なルージュを唇に乗せ
シャッターの音が響き始めると彼女は魔物のように変化する
「さぁ・・・」
「その眼で睨んで墜としてください」
テーマ : エロス
ジャンル : アダルト