「やっと手に入れたって感じ(笑)」
H美は相好を崩し
嬉しそうな声で俺に語りかけてきました
「う、うん」
そして俺は眠気も覚めやらぬまま
それからしばらくの間
彼女の壮大な惚気話にしっかりと
付き合わされる羽目になったのです(笑)
「彼って私の全てを満たしてくれるのよ!」
「そうなの?」
「だってこの身体のアチコチを針で刺したり…」
「剃刀を使って切り刻んで欲しいって言ってもね~」
「うんうん」
「全く動じないでそれに応えてくれるんだもの(笑)」
「へぇ~良かったじゃん」
「ドンドンエスカレートしていくのを見るのが好きなんだって!」
「相性ぴったりなのかな?」
「ええ、私が虐められて悦ぶのが快感みたい♪」
「あははは!」
「全身が血まみれになっても驚かないしね(笑)」
「マジ!?」
「でもね、あまり逢えないのがやっぱり残念かな…」
「どうして?」
「だって、遠距離なんだもん。」
「とにかく贅沢を言うなよ!」
「そうだよね、見つかっただけでも最高だしね(笑)」
しかし
二人のそんな関係も
それから半年の時を経ていくうちに
どうやら徐々に変貌していったようなのです
つづく