その日
昼下がりのホテルのラウンジは
人影もまばらで
先程までの賑わいも嘘のように
落ち着いた雰囲気を漂わせていました
道路際にある大きな窓からは
午後の強い陽の光りが射し込み
テーブルの上にある霜の降りたデキャンターに
キラキラと反射しては
椅子に座っている四人の顔を照らしていたのです
遅めのランチを摂るため
それぞれにオーダーを済ませると
俺とTちゃんは久しぶりに逢う
仲良しのGさんカップルと和やかに談笑を始めました
もちろん
俺たちのその姿は
傍目には何の変哲も無い
ごく普通の男女の日常会話に見えたのでしょうが
実は
そのヤリトリは
これから四人で行われる淫らな行為を
カキタテル為の
アペリティフのような効果を与えるモノなのでした
『今日はお互いに思う存分愉しみましょう』
Gさん達は
俺とTちゃんの眼を見つめながら
そう誘いかけてきたのです・・・
妖しい会話で盛り上がった四人は
最初のうち
食事を終えるとお茶を飲みナガラ寛いでいたのですが
暗黙の了解のもと
いつの間にか表面上は談笑を装いつつ
実は
各々男女互い違いに座ったテーブルの下で
長く垂れ下がったクロスに隠れて
弄りあう手を
交差させていったのです
そのため
俺の対面に座るTちゃんは
会話の途中に何度も切なげな吐息をつきながら
冷静さを失いかけていました
その時
テーブルの下の彼女のミニスカートは
大きく捲れ
股間には深くG氏の指が差し込まれていたのです
もちろん
そのTちゃんの表情や仕草の変化を眺めながら
俺のほうも
隣に座るGさんの彼女のスカートの下に
片手を入れ
その太腿に指を這わせ感触を味わっていました
すると
俺の与えるその微妙な感覚に
ついに堪えきれなくなったのか
Gさんの彼女は俺のファスナーを押し下げると
堅く屹立した逸物を強く握り締めながら
ゆっくりと
上下に擦り始めたのです
そして
ねっとりとしたその手の動きが
表面上の会話を取り繕うという意思を奪い
俺が余裕を失いかけた時
同様にテーブルの対面で登りつめていたGさんが一言
「そろそろ場所を移しましょうか?」
何しろ
その頃には会話も出来ないほどに
四人とも充分アペリティフが効いていたのです・・・(笑)
そして
ともに紅潮した表情の四人は
高揚した気分のまま
そそくさと席を立つと妖しい場所へと向かったのです
つづく
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