タガが外れたように
欲望を解放する事の悦びを知ったTさん
それからは
W氏の言うがままに
下着も履かずに挑発的な姿で
満員電車に乗車し
わざと多数の痴漢に触れられて辱めを受けてみたり
複数の男性の前に
その肌を晒し
いくつもの舌と指が全身を這いずる
狂おしい程の快感の中
様々な肉棒に蹂躙されたり
様々な
淫らな行為に我が身を投げ出していくのでした
ところが
W氏は指示した行為の最中に
自身は
必ずと言って良いほど
冷静に傍らで彼女が快楽を貪る状態を
愉しみながらじっくりと観察しています
そして
事後に改めて必ず彼女を時間をかけながら犯すのです
その繰り返しは
Tさんを
まさに『肉欲の奴隷』としてしまうほどの
効果を表しました
全ての快楽を
W氏に支配される事になったTさん
今では
ご主人のお相手である
近所の人妻達が呟く快楽の言葉から
その性癖に至るまで
つぶさにご主人から聞いていたにもかかわらず
それが苦にならなくなりました
もちろん
お相手の彼女達はそんな事とは露知らず
仲良く皆さん平然とTさんと日常の世界を共有していました(笑)
「あなた達は私にとって籠の鳥のようなものなのだから・・・」
Tさんは
人知れぬ優越感から思わずそう感じていたのです
そんなある日
Tさんがご主人によって
貫かれ激しく責め立てられて
乱れていると
「お前、最近すごくイヤラシクなってきたよね?」
「身体が違うみたいだよ」
と呻くように言われたのです
そして
行為が終わりまどろむ彼女へ
続いて
何気なく一言
「やはり効果はあったようだ・・・」
その言葉に気がついたTさん
「どういうことなの?」と聞き返しました
その彼女の反応に
ベッドの中で起き上がったご主人は
密やかな笑みを浮かべ
「もう、そろそろ教えてやった方がいいかな(笑)」
と独り言のように呟きました
実はご主人とW氏は裏で繋がっていたのです
二人の関係のキッカケもその後の展開も
ご主人が裏で糸を引き
操っていたのだと彼女は教えられました
その告白を受けて
Tさんの脳裏には
彼女がW氏によって
快楽を与えられた翌日には
決まって
ご主人が身体を求めてきたという記憶が蘇ってきました
どうもご主人は
W氏からの
詳細な報告を聞きながら
その感情を密やかにTさんへとぶつけていたようなのです
実は
Tさんこそが
「籠の鳥」だったようです
それも二人の飼い主にすべてを支配され
身動きひとつさえも
見つめられながら『快楽』という餌を与えられ続ける…
彼女は今も籠の中で
二人の飼い主から餌を与えられ
暮らしています
その成長する淫らな身体を持て余しながら
籠の外を夢みつつ…
テーマ : エロス
ジャンル : アダルト