ひときわ輝くイルミネーション
広々とした店内は彼女のバースディを祝おうとする
数多くの男女で賑わっていた
「ようこそ、お待ちしていたのよ。」
彼女は玄関口に立っている俺たちを見つけると
満面の笑顔で出迎えた
「今夜はお招き頂き、ありがとうございます」
チーフが上気した顔で返答する
「はい(笑)今日は無礼講。気にしないでゆっくりなさってくださいな」
「では、、、お言葉に甘えて・・・」
そういうと俺たちはチーフのあとについて
見慣れぬ豪奢な店内の奥へとぞろぞろと連れ立って向かい
柔らかな羅紗地のソファへと腰を下ろした
途端に着飾った女性たちが周りにつき、酒を注ぎ始める
「こりゃ、まるで竜宮城のようだな(笑)」
そのチーフの一言に頷きながら
まだまだ尻の青い俺は空気に馴染めず落ち着かないでいた
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