「初めてなんでしょうか?」
「いえ、多少は経験あるのですが、それほどでもありません」
「わかりました。」
そこで俺はどう縛ろうかと迷ったが
彼女のか細い手首に縄をかけた瞬間にそれは吹っ切れた
真っ白な二の腕から
そのふくよかな胸元へと縄を回し
留めを入念に施すと一気に強くキツク締め上げる
「あっっ、気持ちイイ・・・」
彼女は衆人環視の中である事を忘れ
目を閉じて眉間に皺を寄せ
その身を捩りながら呟くように掠れた声を漏らした
「大丈夫ですか?痛みはありませんか?」
俺が彼女の背後から耳元に囁く
「いえ・・・大丈夫。」
そこで俺は悪戯っぽい笑みを浮かべ
力なくうなだれた彼女の顎をそっと持ち上げ
ゆっくりと後方へのけぞらせて一段と縄のテンションを高める
「あっ・・・うぐぅぅぅ。」
すると今まで堅く結ばれていた彼女の唇がやや開き
何度も息を吐き出す
「あふぅぅ・・・スゴクイイです。」
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