春の穏やかさもどこへやら
燦々と照りつける日差しに
やや暑苦しさを感じるようになった初夏の頃
俺は彼女と涼を求めてとある山へと向かった
「そろそろ、どこかで休憩しない?」
「あぁ、そうだね。」
間もなく、山の中腹にある公園の駐車場に車を停めてみると
まだ春の名残なのか
櫻の木々のそこかしこに
花びらが舞い散って残っている
「ねぇ、、ステキ!あそこでゆっくりしましょうよ」
「いいね、そうしよう。」
ちょうどよい具合に
木漏れ日が優しくユラユラと揺れる空間を見つけ
二人並んで腰を下ろす
「あぁぁ、、すごく気持ちいいわね。」
彼女は大きくノビをするとそのまま傍らに横たわる
そこで俺はそっと・・・唇を重ねた
最初のうちは優しく、、、、
屋外だという解放感からか
やがてキスは情熱的な度合を深めていった
「ねぇ、、、誰にも見られていない?」
「あはは、こんなところに誰がいる」
「そうよね、(笑)でもドキドキしちゃう」
「何だか興奮してない?」
「うん、誰にも見られてなくっても外だしね。」
「じゃあ、ここでしようか?」
「うん、、、、いいよ」
一気に顔を赤らめた彼女を抱き起すと
傍に立っている櫻の木陰で逸物をその目の前へ突き出した
「あぁ、すごく大きくなってる・・・」
「そりゃ、、、そうさ(笑)」
淫らな目をした彼女は小さく頷くとソレを握りしめ
すぐさま頬張って喉の奥まで啜りながら
舌先で愛撫を始める
ジュポッジュル、、、ジュポ、、、、
「コレっていつもよりすごくイヤラシイわ」
「うん・・・そう・・・」
俺は激しい舌の動きに危うく翻弄されそうになったので
慌てて彼女を櫻の木へと凭れかけさせ
スカートを大きく捲り上げて
まるで獣のようにして背後から貫いた
「あっんぅぅぅ・・・」
そのまま、その上半身を剥き出しにして
両手で乳房を強く何度も揉みしだくと彼女は必死に木にしがみつく
「スゴイ、、、、んぅぅぅっ・・・イイ!」
「はぁはぁ、どうだい?」
俺が息せき切って反応を伺うと
「あんっ、、、イイ、、、とてもイイッ!!」
そのイヤラシイ声を聞いて
俺はより一層、激しく何度も彼女を背後から突き上げた
ポタッ、ポタッッ
すると突然、何か黒い物が上から幾つも降ってきた
「ん?なんだこれ??」
俺はそういうと
彼女の白い背中の上に蠢く物体へ目を凝らした
「ねぇ、、、何なの??」
ふと振り向いた彼女は
一瞬、息を止めると次の瞬間・・・
「ぎゃぁあああああああああああ!!」
気が狂ったように叫ぶと
身にマトワリついた何匹もの毛虫を払いのけようとして
半裸のままどこかへ駆け出して行った
彼女は虫が大嫌いである。
そして中でも大の苦手が毛虫。
そしてもちろん、、、
俺は間抜けな面をして
逸物を晒したままで置いてけぼり。
あれ以来、俺は櫻を見るとあの日の事を思い出す
そして今年もまた
そろそろ櫻が咲き誇る季節となってきましたね(笑)
お外ではご用心、ご用心!!