ほんの少し両肩に肌寒さを覚えると
いつものように俺は目覚めた
「あぁ・・・もう朝か・・・」
不機嫌そうに
ブツブツと呟きながらベッドから出て
俺は薄暗い室内をふらつく足取りでバスルームへと向かい
未だ身体の奥底に残る
痺れたような感覚から覚醒しようと
ひたすら熱いシャワーを頭から何度も浴びる
閉ざされたカーテンを少し開け
一条の明るい光を取り入れて室内を照らし出す
ふぅ・・・
やがて俺は煙草を咥えながら
しばらくの間、薄闇に眼を凝らし細長い煙を燻らせた
「おはよぅぅ。」
するとベッドの上にくしゃくしゃと膨らんだ毛布の下から
くぐもった声が聞えてくる
「うん、、、」
時計を眺めながら
服を着替え始めた俺は気もそぞろに返事をする
「もう、行くよ」
「そぉ・・・?」
彼女はゆっくりとベッドから起き上がって
気だるげにその長い髪をかきあげ俺の前に立った
「いってらっしゃい♪」
「ん、、、」
彼女のおとがいを上向けて軽く唇を合わせる
もちろんそれだけで
俺はオサマラナイ・・・(笑)
「ん、ん、ん、、、」
温かく柔らかい彼女をしっかりと抱き寄せ
いきなり両手で彼女の尻の肉をキツク掴んで
深く口中に舌を差し入れ絡み合わせる
「ふぅぅぅ。。。」
「じゃあね、、、また」
「うん・・・・」
俺はそこで素早く彼女から身体を離す
「気をつけてね。」
俺はその見送りの声を聞き流し
大急ぎでドアを開けると慌しく部屋を出た
「いかん・・・!!」
俺は再び覚醒し始めた
下半身を何とかしてすぐに抑え込もうとしたのだが・・・
その後、俺はヘッピリ腰のままで駅へと歩き始めたのであった
「やっぱり・・・朝だけはヤバイ。」 (見栄)