照明をまったく落とした
その室内には非常灯の
仄かな緑色の明かりがさしかかるだけ
大振りで頑丈に作られた椅子に
男は一糸まとわぬ姿で縄によって結わえつけられ
無理矢理大きく抉じ開けられた
両脚の間からは怒張した陰茎が屹立し
行方の知れない快楽に小刻みに揺れている
「どう・・・?」
「凄く悦んじゃってるんでしょ?」
彼女は男の大きく見開かれた目の前で
よく見えるように
ねっとりと湿った舌先を遣い
俺のモノを旨そうに咥えては何度も唾液を啜り
淫蕩な響きをたてるのです
「あぁ、タマラナイ」
「とてもオイシイ・・・」
「ねえ、ひとつお願いがあるんだけど。」
「ん?なんだい?」
彼女は肩まで伸びた髪を払いのけると
意を決したようにその口を開いた
「ちょっと彼との間で刺激が欲しいんだけど・・・」
「だから?」
彼女と俺はもう長年の変態仲間
なのでなんとなく妖しい事を考えているのもわかってしまう(笑)
「一度、彼の目の前で犯してくんない?」
「オイオイ!そんなの逆に君が悦んじゃうでしょ!」
「うーん、そうだよね」
「じゃあさ、彼を縛って身動きできないまま焦らせるってのは?」
「あっ!それっていいかも!何だか凄く萌えそうよ」
「あははは、本当にいいのかい?」
「うんうん、したい!したい!」
「マジかよ・・・(汗)」
もちろん俺と彼氏も旧知の仲
多分そんなシチュエーションは悦びそうだと
俺も思ってしまったのです