「ご無沙汰してます。」
久しぶりに俺の元に舞い込んだ
彼からのメールはまるで何事もなかったような
書き出しで始まっていた
「ホントお久しぶりです!如何されてたんですか??」
そんな俺からの短い返信に
几帳面な性格をした彼らしい文面のメールが
即座に送られてきました。
「ええ…」
「実はあれ依頼いろいろとありまして…」
「離婚してしまいました」
思わず驚いた俺は
早速、彼に電話をかけて
その事情を窺い知ることとなったのです
つまり
彼の話によると。。。
彼は奥さんと夫婦ともども
妖しい世界に入って5年もの間
様々な行為に手を染め愉しんでいたのですが
徐々によりもっと強い刺激を求め
際限もなく妖しい道へとつき進んでいったのです
ある時期はパーティの主催者も務め
何組かの男女を束ねて妖しい宴会を毎週のごとく開催してみたり
またある時には数人の単独男性を呼び寄せて
彼らの前に自分の妻を捧げその様子をカメラに収めたり
ともかくアグレッシブに活動を繰り返していました
ところが彼はそのうちに
ある一定の情景やシチュエーションが
自らの琴線に触れる
快楽のツボとなってしまっている事に気づいたのです
それは…
自分の妻が他人によって
悩ましく身悶えながら狂わせられていく情景に
熱くたぎるような想いを抱き萌えてしまうと言う屈折した快楽。
つまり自らコキューを演じる事だったのです
つづく
テーマ : エロス
ジャンル : アダルト