町外れの
とある駅に面した商店街の一角にある
やや古びたマンション
そこにKさんのお店がありました
彼の案内に従って俺達が
3階の奥まった部屋のドアを開けると
「ようこそ!!」
にこやかなKさんの声が聞こえました
店内は3LDKの部屋をところどころ改造したようでしたが
何だかとっても家庭的な感じ(汗笑)
そしてまずは形どうりに
Kさんから店のシステムの説明を受け
俺達は正規の料金を支払いカウンターへと落ち着いた
そこでYちゃんが
用意してきた開店祝いの花を二人に手渡すと
「実はココは彼女の部屋だったんですが、」
「同棲始めたので空いちゃって店に使う事にしたんですよ(笑)」
俺達にグラスを配りながら
Kさんは開店にまつわる事情を話し始めたのでした
「ほら、私達って随分長くこんな遊びやってるし…」
「彼がついつい店でも始めてみようかって言ったの(笑)」
Kさんの彼女が
傍らから彼の言葉を継いで会話を続けました
「へぇ~まさに趣味と実益を兼ねて~ですね?」
すかさず
Yちゃんはそう言うと室内を見回しながら
「これから忙しくなりますね~~♪」
などと明るくはしゃいだ声を出しました
しばらくの間
俺達は一緒に来たWカップルさん達と寛ぎながら
酒を飲んで楽しく時間を過ごしていました
ところが
その後、いっこうにカップルでの来客は無く
来店してきたのはおとなしい単独男性が数人のみでした
「ねぇねぇ、今夜はタイミング悪いのかな?」
Yちゃんが俺の耳元でヒソヒソと囁く
「さぁ、どうだろうね…(汗)」
その言葉に
オープンしたばかりでこれでは心許ないかなと
心中で俺も感じながらも
その場をともかく盛り上げようと
Wカップルさんと共に奥の部屋に移動して
緊縛や撮影などを4人で楽しみながら
過ごすことにしたのです
しかし
そうこうするうちに
あっと言う間に時間は過ぎてゆき
Wカップルさんも帰宅する時刻となりました
そしてついに
店内に残るのは単独男性独りと俺達のみ(大汗)
「あっ!Rさん達も帰ってしまわないで~!!」
ふと気配を察したのか
そんなKさん達の声に俺達は引き止められました
「ねぇねぇこれから単独さん帰しちゃうからね。」
「だから、その後にお店を閉めてから4人で一緒に愉しみません?」
「私達なんだか…」
「Rさん達が愉しそうにしているの見てると悶々としてきたの」
艶っぽいKさんの彼女からひそひそと耳打ちされた
俺達は思わずニヤケてしまいました
もちろんYちゃんも
その誘いを受ける事に否やはありません
「良かった~」
「このままオトナシク帰ってもつまんないしね~~」
などとウキウキし始める始末(笑)
そして
その後、閉店した室内で
明け方までKさん達と俺達は4人で愉しんだのです…(謎)
やがて
心地よい疲労感に浸りながら
アレコレと堪能した俺達はお別れのご挨拶をしようとしました
するとKさん
溌剌とした表情で一言
「すいません、追加の延長料金お願いしますね♪」
「は、はい・・・」
どうやらKさん
しっかりと『趣味と実益』を兼ねておられるよう(涙目)
やはり
両者は並立しえないものだと
充分に思い知った俺様でした(激汗)
了
ところで
その半年後
俺の元に再びこんなメールが…
「ご無沙汰です!
実はRさんにご相談したい事があります
この度私達Wは自分達の理想とする空間を実現すべく
来月からお店を始めようと。。。」
もう勘弁してください~~~~~!!(大汗)
今度こそ「了」(爆)
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