突然の雨が
激しく地面を叩きつけるように打ち
雷鳴が轟く夕刻
俺は
とあるマンションの玄関フロア-に立っていた
予め教えられていたルームナンバーを打ち込み
インターフォンに来訪を告げる
「お待ちしてました・・・どうぞ中へお入りください」
緊張の為か
やや高いトーンの女性の声が応える
オートロックが解除され
開かれた自動ドアを抜け彼女の待つ部屋へと向かう
最近建てられたばかりの瀟洒なマンションは
まだ入居する人も少ないのか
誰ともすれ違わずに部屋の玄関口に・・・
チャイムの音を待ちかねたように
ドアを開けた彼女は
薄く化粧を施し
その黒く長い髪を高く結い上げ
その印象的な大きな瞳から
視線をまっすぐ俺に向け
今日
そして
これから始まる出来事への意思を伝えてきたのです・・・
彼女との出会いは
この訪問から一ヶ月前のこと
とある妖しいパーティから始まった
その日、彼女とご主人は宴の流れに乗り切れず
完全に浮いた存在となっていたのです
初心者ならではの現象かと思い
雰囲気に馴染んでもらい緊張を解くべく
俺は彼らをバースペースへと誘い
話しかけることにした
初めのうちは酒も手伝って
ご夫妻と俺は
気楽に世間話も含めて会話していたのだが
唐突に
ご主人が思い詰めたような表情になり語り始めた
「あまりにも自分の妻に対する確執が強すぎて
肉体的な事も含めて様々に問題が起きてしまった
その為に、このような場所に来て解きほぐそうとしたのですが・・・」
とのこと
そんな中彼女は
傍でご主人の話しにほんのり羞恥の色を見せながらも
しっかりと彼の手を握っていた
俺とご夫妻はしばらく語り合い
その懊悩を伺いながらもその場で解決策を見出せる訳もなく
結局、その夜は
宴の雰囲気に馴染めない彼らと再会を約して別れたのだけど
俺は思い詰めたご主人の表情と
紅く染まった彼女の顔を
強く印象に残してしまったのです
そして
その思いが薄まる暇も無く
翌週の朝
俺は
「三人で飲みに行きませんか」という
ご主人からの誘いを受ける事となった・・・
つづく
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