「ふぅうう・・・スゴクイイ。」
湿り気を帯びた音とともに聞こえる男の呻き声
滴り落ちる液体を啜る淫らな物音に
見知らぬ女性の体温を感じながら微睡んでいた俺は目覚めた
闇の中、そっと薄目を開けると
傍らでは横たわる男のソソリタツ逸物を念入りに愛撫する見知った女
「あぁ、、、そうだった」
その夜、逢ったばかりの見知らぬカップルと俺たちは
ホテルの部屋で同衾していたのだった
ついつい過ごした酒の酔いで
ほんの一瞬の間に俺はどうやら眠ってしまっていたらしい
隣のベッドでは互いに男女が低く囁き合い
徐々に行為がヒートアップし濃密で激しい動きが始まる
「いい、、、気持ちいい。」
「そう・・・そう・・・そこをもっと」
周囲に目もくれず激しく絡み合い始める男女
そこで、彼らに刺激された俺は気づかれないように
隣に横たわる女性の肌にそっと触れてみたがまったく身じろぎもしない
きっとこの状況では俺と同様に目覚めているのであろうが
彼女は強く瞼を閉じたまま背を向けてしまう
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